舞い踊れ、白神の炎

wish

2020年12月09日 16:28

初めて、通販で薪を購入。

その名は「白神の炎」





キャンプ場で購入可能な薪を、わざわざ通販で購入する必要があるのか?


今回は不習岳キャンプ場と間木ノ平グリーンパークで、その実力を試してみました。


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今回、購入した薪は青森県西目屋村にある「メヤマキ」というお店。


キャンプ・焚き火用の薪販売・通販「メヤマキ」


西目屋村といえば、世界遺産登録された「白神山地」を連想しますね。
私も何度か訪れましたが、自然豊かな村で白神山地にアクセスする拠点地として人気のある場所です。

その西目屋村でキャンプ用薪を販売しているとのことで、今回初めて通販で薪を購入してみました(^▽^)

薪の種類は「白神の炎(広葉樹)」 「目屋の燈火(針葉樹)」 「津軽の灯り(リンゴ薪)」

さらにファミキャン用、ソロキャン用、キャンプ調理用など使用用途により多岐に細分化されています。

今回はファミキャン用「白神の炎」20kgセットを購入。約2日分の薪だそうです。

え?なぜそれにしたかって?

白神の炎ってネームが心くすぐりませんか?(*´ω`*)



元厨二病です、スミマセン(/ω\)


注文から1週間ほどで到着。



さすが、20kg。

インパクトがすごい(笑)

そして、メヤマキさんが送り出す薪一つ一つに押しているというハンコもしっかり入ってます。




さっそく中を開封。

ふわぁっとただよう木の香り。これだけでご飯3杯はいけるだろうか?(笑)



間違いのないように、しっかり広葉樹と書かれていますね。

ここに「白神の炎」と書くとテンション上がるかも?(笑)



中にはA4用紙。取扱説明書が入ってました。

内容はどういったものか確認。

まず目に飛び込んだのは今回購入した薪のメリット。

そして里山保全のためのプロジェクトの説明。



ここで、私が代わって説明します。

試験に出るので注意してください(ΦωΦ)

今、日本の里山(山林)の多くは人口の減少や高齢化の進行の影響を受け、
手入れをする人が少なくなり、荒れ果て、土砂崩れ・渓流等の氾濫などにより
生態環境が大きく変化し、里山が劣化・崩壊していることが社会問題化されています。

我々が行うキャンプは自然を愛し、楽しむことを目的としています。
そのキャンプを行う場所である里山が危機に瀕しているということです。

そこで「メヤマキ」の母体である「西目屋エネルギー」では自然保護プロジェクトの一環として
村内や村周辺の手入れによって出る木材を活用して、
こだわりのキャンプ道具を選ぶように薪も選んでほしいとブランド化を図り、販売を開始したのです。

実際、同様のプロジェクトは全国の里山でも行われていて
キャンプ場で販売されている薪もまた、里山保全に活かされているところもあります。


私が今回「メヤマキ」を選んだのも、親しみある西目屋村の新たな挑戦に賛同したから。

決して「白神の炎」ってネーミングに惹かれただけではないからねっ!(*ノωノ)

ふう。レポ続けます(笑)

先ほどのA4用紙の下には初心者向けの焚き火を楽しむ方法が丁寧に書かれています。



今は薪割りのことを「バトニング」、焚き付け用薪作成を「フェザースティック」っていうんですね。

私も積極的に使っていきたいですが、舌噛みそうです(*´Д`)

それでは薪の確認。



丁寧に積まれた広葉樹薪20kgと焚き付け用の針葉樹薪が一本入ってます。

焚き火をするにあたって、広葉樹薪は火持ちはいいけど着火しにくいという難点があります。
そのため、メヤマキさんでは焚き付け用の針葉樹薪を入れてます。

そして、この焚き付け用針葉樹薪にもこだわりが。



針葉樹薪に巻いてある麻紐を着火に使えるという気配り。
もちろん、この用紙もです。

いいなぁ~こういう小さな心配りが私は好きです(*´Д`)

さらに手書きのメッセージと写真も。



西目屋から望む岩木山。

そういえば、「アクアグリーンビレッジANMON」でキャンプするって言ってから、しばらく行ってないなぁ。
コロナ禍でなかなか難しいとはいえ、来年は行こう(`・ω・´)

薪の長さはやや大きめの焚き火台で使える40cmに切り揃えられてます。



それではこの薪の実力を確かめるため、フィールドへ行ってみましょう。

ここからは不習岳キャンプ場と間木ノ平グリーンパークで焚き火した写真が混ざります。

今回は比較検討するためにキャンプ場で販売している薪も準備しました。



これ1箱で500円。名前は仮に「ウィッシュ薪」としましょうか(笑)
比較対象としてはウィッシュ薪がコスパ最強すぎるのですが。

果たして「白神の炎」の実力はいかに。

まずは外観と質感の確認。



左がキャンプ薪、右が白神の炎。
さすがに外観だけでは樹種まで特定できませんが、どちらも太さはほぼ一緒です。
ただ、重さが違いました。白神の炎が軽かったです。

これが後々の結果に影響するんですが・・・

まずはウィッシュ薪で焚き火してみましょう。



勢いよく燃え出すウィッシュ薪。順調に炎が上がります。

うーん。これならコスパのいいウィッシュ薪でもいいかなぁ~。

だがここで、異常発生。



ゴホゴホ。ちょっと、煙が目にイタイ。

風向きが私の方に向いてるからか?椅子を移動させて焚き火続行。

すると風のいたずらか?移動した私にまた煙が。



ゴホゴホ、ちょっと目が開けられないって。

たまらず、焚き火台から離れて一時避難。

すると、背後で「キャーキャー(≧∇≦)」と悲鳴があげる。



うわぁ~・・・(゚Д゚;)

この日来てたBBQグループがピザを焼くためにウィッシュ薪を購入したとのこと。
皆が一斉に点火したため、白煙に包まれるキャンプ場・・・

涙止まらず、さすがに耐えられなくなった私。

ここでウィッシュ薪の使用を中断。



この余った薪は後ほどスタッフが美味しく頂きました!(^^)/

ってわけにもいかないので私の家に持ち帰り、ホントのウィッシュ薪になりました(笑)

なぜこんなことが起きるのかというと、そもそも焚き火(暖炉含む)に使用する薪は
しっかり乾燥させないと使用に向かないそうです。

自然乾燥で1年かかるらしい。含水率でいうと15%~20%が目安です。
たまたま、ここのキャンプ場で購入した薪は乾燥できてなかったわけですね。

それでは気を取り直して。

「白神の炎」着火といきましょうか!( *´艸`)

まずはメヤマキさんこだわりの麻紐で作る着火材。



ほぐし過ぎるとあっという間に燃えちゃうので適度にほぐしましょう。

焚き付け用の針葉樹薪を薪わ、、、バトニング(`・ω・´)



着火しやすいように細めに割ります。

さらに、着火を促すようにふぇ、フェザースティックを作りましょう。



削りカスがどんどん下に落ちていく。

おい、フェザースティックだよ?鉛筆削りじゃないよ?

カールひげじゃないってば。



・・・(´゚д゚`)

気を取り直して、薪を焚き火台に組み立てます。

燃えやすいものを下に、そこからバトニングした針葉樹薪を重ねていきます。



あまり密にならないように適度に隙間を空けるよう意識します。

最後は白神の炎。



焚き火台のサイズによりますが、あまり太く感じるようであれば半分に割ってもいいかもしれません。

ただし、ナイフでは割れませんのでナタやオノが必要です。

私の所持している焚き火台はスノーピーク焚き火台Mサイズ。



ファミキャン用の長さ40cmの薪はギリギリ乗る感じです。

ソロキャン用であれば20cm。ファミキャン用の半分の長さです。

着火後の炎の取り扱いが心配な方は
ソロキャン用を注文するのも選択肢としては良いでしょう。

それではいざ着火!(`・ω・´)



麻紐・紙・針葉樹薪と順番に燃え始め、白神の炎は無事着火できました。

パチパチと音を立てながら、燃え始めます。

ゆらゆら揺らぎ始めるその炎はまるで踊っているよう。

舞い踊る白神の炎



癒されるわぁ~(*´Д`)

ウィッシュ薪との大きな違いは煙。

白神の炎は含水率20%以下で乾燥管理されてますので、

目をつぶすような煙が出ません。

燃焼効率も当然違います。写真はありませんが、燃焼後の灰の残り方が違いました。

ウィッシュ薪は燃えきれず炭化した薪が多く、白神の炎はほぼ灰と化していたことです。
これが乾燥できてるかどうか(含水率)の大きな違いかと思います。

焚き火は炎の舞を楽しむものですが、炎が小さくなった後(熾火状態)で行う料理も楽しみの一つ。

焚き火クルクルに肉やマシュマロを刺して焼いたり。



網を敷いて、魚介類を焼くのもいいですね。

焚き火でじっくりと焼く魚介類は酒がホントにすすみます(*´Д`)



これらを楽しむためには、安定した炎。
つまり、良質な薪が必要であるということです!!(`・ω・´)


それでは結論です。(。-`ω-)

今回の検証では、たまたまウィッシュ薪が乾燥不足で白神の炎に軍配が上がりました。

他キャンプ場で仕入れた薪なら、しっかり乾燥されているかもしれません。

輸送費を含めると、通販で薪を購入すると単価は高くなります。
さらにキャンプ場までの運搬を考えると、キャンプ場で買う現地調達の方がコスパが優れているでしょう。

ただ行き先で仕入れた薪が、しっかり乾燥されている保証はありません。

つまり薪を焚き火の消耗品と考えず、キャンプ道具のひとつとして捉え、性能を確認し購入する。

薪に新たな価値を付加する。

常に安定した焚き火ライフを送るなら、通販で薪を購入するという選択肢が必要だと思います。



そして冒頭でも触れた里山保全の一環に自分が関われていること。

この先、私達またその子供、孫にわたるまでキャンプを楽しむために

ぜひ積極的に通販で薪を購入してみてはいかがかでしょうか(^^)/

以上をもって、Wishの「白神の炎」検証レポを終えたいと思います。


それでは最後に。

動画でアップして今回の記事の締めとします。


白神の炎、不習岳に舞う。









最後まで読んでいただきありがとうございました。


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