スノーハイクと山小屋泊【岩手県遠島山】~後編~

wish

2013年02月21日 12:00

2月10~11日の1泊2日。

メンバーは遠島山をこよなく愛する、はたけんさん。
そしてtapさん、ヘルメットスキーヤーさん、Wish。

岩手県遠島山のスノーハイク&山小屋泊!!の後編です。(前編はこちら



【遠島山(標高1262m】
岩手県久慈市
地元の人から愛される山。山小屋は暖炉あり薪ストあり囲炉裏ありと設備がハイレベル。




キャンプも育児もめいっぱい楽しもう♪
本州北限アウトドアブログ【優遊キャンプ】

ポチっ!!と応援お願いします m(_ _"m)

朝4時くらいに目が覚めると、まだ辺りは暗闇。

ビュービューと風の吹く音。
ガタガタ・・・バタバタ・・・と風が吹くたびに窓がきしむ。

こりゃダメだな・・・(-_-;

半分諦めモードで二度寝。

周辺が明るくなり自然と目が覚める。

( ゚д゚)ハッ! せめて日の出の写真!!と思いたち、外に出たけど曇ってた(笑)



吹きつけていた強い風も、だいぶ穏やかになった模様。

これイケるんじゃない?(。+・`д・。)キラーン

と心の中で密かに思いながらも、誰かが切りだすのを待ってみた(笑)

「山頂行きましょう!」

待ってましたよ、その言葉!\(* ̄▽ ̄*)/

ってことで、ザックに水や必要な道具のみを詰め込んで出発!!



ちなみに私は80Lを担いでいません。

「パリセードとか大型ザックは雨蓋をアタックザックとして使えるんです。」
どこかで、ゆかいさんが言ってたことを思い出し雨蓋を外してみると裏からウエストベルトが出てきた。

ヾ(*゚ο゚)ノオォォォォーーー!!


(画像は肩掛けしてますが、基本は腰に装備仕様)

コレは嬉しいスペック。アタックザックへトランスフォーム?(笑)
ますますパリセードが好きになりました゚+.(*ノェノ)゚+.

小屋を出発して、四合目までは前日に散歩で踏み固めていたので、楽に進む。

ただ、ここから先は・・・



ウサギのトレース跡のみ(笑)

積雪量は40~50cmから多いところで70cmくらい。

ふかふかでサラサラ、モッフモフの雪質(笑)

どこまでも広がる雪原、うんうんイイんじゃなーい!と昂揚感。



私はアルミワカンを装備。



スノーシュー・ワカンを履いていても、深いとこだと膝上まで沈む。

メンバーの先行者は沈んだ足を持ちあげて上へ上へ雪をかき分け登っていく。

後方メンバーのための道づくり。

登るたびに巻き上げる雪、その様子が除雪しているラッセル車と同様。



これがラッセル登山なのね!

ラッセルは深いと腰~胸まであるとか?想像できない(笑)

それに比べたら今回はまだ浅い。でもゼェーゼェーと息が荒れる。

汗をかかないように気をつけててもジンワリ背中が汗ばむ気がする。

これがずっと続くのかぁ~~~序盤で少し気持ちが萎え始めた時に天の声。

「さあ、ムリしないでちょこちょこ登っていきましょう~♪」



絶妙なタイミングで声をかける、はたけんさん。
休憩・先頭ラッセルの交代も、頃合いを見計り的確にアドバイス。

さすがっす(o´・ω・)´-ω-)ウン

4人で交互にラッセルの繰り返し。
だんだんと身体が慣れてきて息もきれなくなってきた。

吸い込む空気が冷たくて荒れる呼吸が心地いい♪

途中で出てくる看板。



着々と高度を上げてるなと実感し面白くなってきた。

「代わりましょう~♪」と声かけられるも、「まだ大丈夫です!」

先頭ラッセルの距離も少しずつ自分の限界を伸ばしてみたい。

道を作っていく楽しみにハマってました(笑)

うしっ!頑張るべ~ヽ(* ̄▽ ̄*)ノ



高度を上げていくと風がだんだん強くなってきた。

八合目の看板発見。



「八合目すぎると山頂まであっという間だよ~♪」

そう聞くとまた自然と力がみなぎる。



山頂に近づくにつれ、身をすくませるような冷たい風が吹き荒れ、時々身体のバランスを崩しそうな突風も。

容器に入れていた水も凍り始めた。

気温はマイナス10℃は越えてそう・・・温度計持っておけばよかったと少し後悔(笑)

樹林帯の隙間から覗く景色。



山頂までもう少し!!期待も徐々に高まってくる。

そして見上げると天から差し込むまばゆい光、一気にひらける上空視界。



登頂成功~!!



ラッセル始めてから約2時間。みんなで協力して登ってこれた!
心の中が達成感で一気に満たされる。

そして測量屋さんはそそくさと三角点タッチ(笑)



二等三角点【遠島山】ゲットだぜ( ̄ー+ ̄)キラーン

さて、山頂からの眺めは・・・



∑ヽ(*゚∀゚*)ノイイジャナーイ



遠くには海もかすかに見える。眺望は良好良好♪

写真を撮っていると、はたけんさんが奥の方へ進んでいく。もっと素敵なポイントがあるとのこと。

そこでみんなで奥へ少し進んでいと、眼前に広がる景色は・・・



(*゚ロ゚)(*゚ロ゚)(*゚ロ゚)ォォォオオ

そこには連なる山脈が広がり姫神山や岩手山が見える。



先ほどまで感じていた身体の疲労感はどこかに抜ける。

目の前に広がる胸のすくような最高の眺望。

いつまでもこの場に居続けたい。そんな思いがこみ上げる。



やっぱ山はイイね!気持ちがいい!!(≧ω≦)b

遠島山からご褒美をいただいて、みんな超ご機嫌。

交互に記念写真を撮り合う(笑)



いつまでもこの場に居続けたいけど、そうもいかない。

十分に景色を目に焼き付けた後、帰路へ。

帰りはもっふもふの深い雪の中をはしゃぐように下山していきました(笑)


初めての雪山ラッセル、冬の山小屋泊。

新たな経験は新たな出会いと新たな仲間、新たな物欲を産む(笑)

一緒に登ることが出来てホント嬉しかった!
皆さん、お世話になりました!

ありがとうございました!!(≧ω≦)b



また次回どこかの山で、一緒に登りましょう♪



コースタイム(by tapさん)
1日目
13:00 内間木洞駐車場
13:08 登山口
14:15 山荘分岐
14:20 遠島山荘(宿泊)

2日目
8:00 山荘分岐
8:30 五合目
9:30 八合目
10:00-10:20 山頂
11:00-12:10 山荘(昼食)
12:50 内間木洞駐車場

あなたにおススメの記事
関連記事